2025年2月14日に、桜蔭会三重支部の会員3名が三重県立四日市高等学校を訪問し、1年生2クラスに特別授業を行いました。グローバルヒューマン学(現代社会における諸課題を分野横断的に学び、生命観、倫理観、歴史観、社会性を養成する)の特別授業「障がいをもつ方と共につくる世界」と題して、発達障害、特に自閉症に焦点をあて、それぞれの専門の立場から講演を行いました

三重県立四日市高校


三重大学医学部の江藤みちるさん(平10化)からは、ヒトの脳の発達や自閉症の病因、遺伝や環境因子について、ペアレントメンター山根一枝さん(昭55院修教)からは、自閉症のお子さんを育てあげた思いと国際的な視野にたった取り組み、社会保険労務士の前川光子さん(平3家経)からは、障害者雇用の現状や法整備、事例などの話をさせていただきました。
今回の授業の発案と担当は高校家庭科教諭の木村須美枝さん(平5食)です。2024年11月に開催した三重支部の総会・ランチ会で知り合ったのがきっかけとなり特別授業の開催に至りました。高校生たちからは障害者に対する理解が深まったという感想が寄せられました。桜蔭会三重支部会員の交流が地域貢献につながり、このような取り組みを実施できたことを嬉しくおもいます。