みんなが輝いていた
卒業式
2024.3.28
知らないと勿体ない!実はいろんな面白い人が居た同期たちなのです
卒業式で壇上から卒業生席を見渡すと、そこは色彩の饗宴であり、クラシックな講堂の窓からの光がそれらを宝石のように輝かせていました。髪飾りのビーズや紐細工も黒髪に映え、揺らめいています。全体が醸し出す、巣立っていこうと身構えて、息をつくのも憚られる緊張感も伝わってきています。
ふと思うのは、この卒業生たちは、お互いを知っているかしら?こんな狭い小さな大学に4年間居て、隣の学科や、違う学部で、どんなことが学ばれていて、どんな発見がなされたのか、理系文系と自らすっぱり分けてしまったり、〇〇学と区分けして狭い中で収まってしまったりしていなかった?そして、今の社会や国際情勢について、他の人はどんなことを考えて、変えようとしているの?お茶大生としての共通の豊かな土壌のうえに他の人はどんな夢を咲かせようとしているのだろう?
徽音堂の中の色彩の奔流が、美しい宝石のように感じられるのは、卒業生ひとりひとりが4年間磨き上げてきた才能が、卒業という刹那に輝き出ているからでもあります。お互いにそれを称え合い、健闘を祈り合う――卒業式はそうした卒業生たちの場なのです。
だから今年の卒業式は、みんなで「蛍の光」2番まで歌ったのです(自分が歌詞をちゃんと覚えていたことにびっくりしました)。
「とまるも行くも・・・」
此処に残る者も 遠くに去り行く者も
もう、今日限りなのだから
お互いに思い合い、尽きせぬ想いはあるけれども言葉にできず
たった一言「幸あれ」と言い合うのである
卒業生のみなさん、在学中には交じり合わなかった面白い同期たちと、桜蔭会で再会してみませんか?コツは、ひとりで参加することです。その方が新しく知り合いになれる人が多くて、面白いですよ。
はるか昔、卒業してこの門を出て、荒波に漕ぎ出していった同期の皆さま、また母港に、いえ、母校に戻っていらして、同じ時代の空気を呼吸した同期生と、昔話をしませんか?桜蔭会が「周年同窓会」のかたちでお手伝いをいたしております。
桜蔭会会長 髙﨑みどり
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