卒業式当日のようす速報と学長式辞のご紹介
2023.3.27
3月23日、久しぶりの対面での卒業式が行われました。あいにくの雨でしたが、学生さんと保護者で彩り豊かな賑わいが構内に戻ってきました。式開始のずいぶん前から、正門前には記念写真を撮ろうという長蛇の列ができていました。
文教育学部、理学部・生活科学部、そして大学院学位記授与式と、3回に分けて式典が行われ、桜蔭会として3回、来賓席につきました。徽音堂の1階だけを使用、前の方に卒業生、後ろの方に保護者のかたがたが並んでいらっしゃいました。
奏楽が流れ、講堂の窓のガラス越しに、満開の枝垂桜が雨中でも光を集めたように見えて、簡素ながらも印象深い式となりました。佐々木泰子学長の式辞も、穏やかで温かく心に沁みいるようでした。その中で、桜蔭会にも触れてくださった以下のような部分がありましたので、ご紹介いたします。
「卒業生の皆さまには、志をともにした友人、これまで支えてくださったご家族、本学教職員など関係する多くの方々への感謝の気持ちを忘れずにいていただきたいと思っています。卒業生のネットワークである同窓会『桜蔭会』も、奨学金やコロナ禍での学修支援金など様々な形で皆さまの在学中の学びを支え応援してくださいました。桜蔭会のご助力で正門の門扉の復元、図書館の増改築、屋外エレベーター棟の設置、附属高等学校や理学部の改修など、キャンパス整備も実現しました。今日卒業される皆さまが桜蔭会員として、お茶の水女子大学の歴史をつなぐ一人として、これからも大学とともに歩んでくださったらとてもうれしく思います。」
心をこめて、ゆっくり丁寧におっしゃってくださったので、こちらも励まされる思いでした。これを聞いた保護者の方々も桜蔭会をちょっと覗いてみよう、と思われたのでしょう、桜蔭会が用意した国際交流留学生プラザの同窓会コモンズ3階休憩室に、多くの方々がお立ち寄りくださいました。
この休憩室しつらえや桜蔭会入会お誘いのチラシ配り、案内板設置、桜蔭会ブースの開設・運営等、会員部を中心として役員の皆さまのお手伝い―まさに総力戦で戦ったの感がありました。卒業生を送り、新入会員を迎える記念すべきこの日、旧桜蔭会館前の桜も満開でクラシックな建物によく映えておりました。とても素敵な一日でした。
桜蔭会 会長 髙﨑みどり