婚活市場では、お医者さんといえば、引っ張りだこのようですが、桜蔭会相談所では、必ずしもそうともいえないのが、不思議です。もちろん次々と申し込まれるお医者さんはいらっしゃいますが、なかなか申込がないお医者さんもいらっしゃるので、女性たちは一体なににひっかかって気がすすまないのかなあって、身上書を眺めて首をひねっております。
さて、女医さんについてです。個人的には、同じ職種の方のほうが話が合うからいいんじゃないかしらんって、思っていました。
うちの息子は普通の会社員ですが、お嫁さんは女医さんです。結婚するときに「うちのは医者じゃないけど、それでもいいの?」って何度も念を押したのですが、それでもいいって言ってくれました。彼女の話では、自分は夜勤や休日出勤があって休みは不規則だけど、息子は普通の会社なので、土日祝日休みの上、工場に合わせての夏休みとかもあり、休みがはっきりしているので、デートの日程を合わせやすいってことでした。あと、理工系の男子にありがちですが、精神がフラットなのがいいそうです。いや、それって、盛り上がりに欠けるから面白味はないけどそれでいいの?って母は思いました。あと、博士論文作成のとき、パワポの使い方やグラフ(だったかな)をすっきりと作り直してくれたりして、便利だなあって思ったそうです。ちなみに、息子の大学の先生の奥さまも女医さんです。
お茶大の先輩で、おとうさまもごきょうだいもお医者さんって、お医者さん一家に育った方が、理工系の技術者さんと結婚なさいました。「先輩もお医者さんと結婚するだろうって思ってましたよ」って言いましたら、「う~ん、私の周りって、化学と生物は得意ってタイプが多いけど、夫は物理と化学が得意って言ったから、すごく魅力的に思えたの」ってことでした。同じ理系でも医学系と理工系には違いがあるって、その時初めて気づきました。
そんなこんなで、女医さんには、理工学系男子が合うのではと思い、おすすめすることにしています。お見合いが成立する率は高いです。女医のみなさま、職場にはいないタイプの男子に会ってみませんか。