入会なさいますと、ご本人様のご両親かご兄弟までは、身上書を見ることができます。
忙しいお兄ちゃんにたのまれたのか、一生懸命女性の身上書をメモしてらっしゃる弟さんの姿などは、なんともほほえましく、ついつい「この女性もお兄ちゃんに合うと思うから、おすすめしてくれないかしらん?」ったのんじゃったりしてます。
「子どもが交際し始めたんですが、お相手の方のことを知りたくて」と相談会にいらっしゃる親御さんもいらっしゃいます。「来た事は内緒にしてくださいね」とたのまれることもあります。
ご入会の時、ご紹介者がおかあさま(桜蔭会員つまり同窓生)ですと、卒業年度や学科から、「ねえねえ、何々さんって知ってる?」「何々先生の授業っておもしろかったよねえ」「お山の上に新しい寮ができたみたいよぉ」って、私たちも思わず同窓会モードになってしまい、入会者ほったらかしで盛り上がってしまい「しまった!」と思うこともしばしばです。
桜蔭会の皆様の「新しい同窓会館ってのをこの機会にちょっと見てみたいわあ」ってお気持ちはよっくわかります。ぜひ国際交流留学生プラザ3階のイルカの像などをご覧になっていってくださいな。
でもね、毎回相談会に親御さんと一緒にいらっしゃるっていうのはいかがなものでしょう。いけないとは申しませんが、お見合い当日も親御さんといらした方には、つい「お見合いにはご本人様だけでいってもらいます」と言わなくてもいいお声がけをしてしまいました。ご心配なのはわかります。でも結婚しようってお年頃のお子様です。
ちょっとだけ距離をとって見守っていただけるとありがたいです。
いつも親御さんといらしていた方が、おひとりでみえるようになったら、なぜかお見合い申し込み数が増えて、交際になる率が上がったのには、私たちもちょっと驚いてしまいました。そういうことってあるんですねえ、不思議です。