身上書のお写真をながめてますと、男性は写真よりご自身のほうがいいお顔って方が多いです。
女性は、なかには「奇跡の一枚」をもってらっしゃる方もいらっしゃいますが、だいたいはご本人らしいお写真をご持参くださいます。
男性陣にきいてみますと、ご自身の写真を撮るってことはほとんどないし、どちらかというと誰かの写真を撮ってあげるってことが多いなあって、おっしゃってました。
女性だとお互いに写真を撮りあったり、今日のコーディネートうまくいってるからちょっと写メとっときましょって感じで、気軽にお写真をとって、その中からよさそうなお写真を選んでご持参くださってるようです。
男性と女性って、違いがあっておもしろいなあってながめてます。
写真館でお見合い用に撮ったと思われるお写真もありますが、それはやっぱりプロだなあって思います。その方のいいところが100%出てますもの。
うちの部長が「写真の撮られ方」なる本をもってきてくれましたので、みんなで回覧しています。光の具合やちょっとした角度で、ガラッと写真うつりが変わる様子は見事です。いろいろ工夫してみるのもいいですね。
先日、身上書のお写真で拝見してたのよりずっと美しいお嬢さんが目の前に立ってらしたので、心底驚いてしまいました。「こんなにきれいな方だったんだあ、写真ではわからないもんだわねえ」と思いつつ、「え~っと、なんだっけ、中国の昔話で、絵師にワイロを渡さなかったから、不美人に描かれて、辺境の地に送られたって美人って」ってつぶやいたら、史学科卒の部員が「王昭君のこと?」って教えてくれました。
王昭君の教訓って何でしょう。「絵師にはちゃんとワイロを渡しましょう」「ちゃんと自分の目で確かめてから判断しましょう」いろいろあるかと思います。
写真って大事ですね、ってお話でした。