お茶の水女子大学共創工学部開設記念式典(2024年6月7日 徽音堂)
お茶大では74年ぶりの新学部、共創工学部の開設記念式典が徽音堂で行われた。桜蔭会からは、白木百合子副会長と広報部2名で参列させていただいた。佐々木泰子学長のご挨拶に続き、来賓ご挨拶があり、大瀧雅寛 学部長による共創工学部の紹介があった。
大瀧学部長からは、共創工学部は人間環境工学科と文化情報工学科から構成され、データサイエンスの基盤の上に、工学の知識・技術を人文学と社会科学の知と協同させて社会にむけイノベーションを推進できる女性人材の育成を目指すと、ご説明をいただいた。
スプツニ子!氏(東京藝術大学 デザイン科准教授)と益一哉氏(東京工業大学 学長)の基調講演の後に、共創工学部新入生のビデオメッセージが上映された。キラキラした眼差しで将来の抱負を語る姿は、とても頼もしく思えた。宮澤仁 文化情報工学科長の司会のもとで、基調講演をしてくださった両氏と共創工学部教員とで、パネルディスカッションが行われ、来賓よりのご挨拶をいただいて閉会した。
司会をつとめた新井由紀夫 理事・副学長からは、以下のようなお話があった。
「共創工学部は2018年に室伏きみ子前学長の時からの構想で、ようやく実現した。桜蔭会が1945年に桜蔭女子工学院を設立し、それにあたっては東工大の援助をいただいたというエピソードがある。それは今の共創工学部設立にも繋がっていると思う。」過去の桜蔭会の事業をご紹介いただけ、とても有難く嬉しく思った。
ご参加の皆様から新入生ヘは、「問題解決をデザインする力を持ってください。」「お茶大生が起業して活躍しています。皆さんも起業できるように頑張りましょう。」「切磋琢磨しながら、文理の垣根を越え共創していってください。」など、あたたかい励ましのお言葉をいただいた。周囲から注目され、期待の大きさを感じた貴重な機会であった。
(文責 広報部理事 須野原智恵子)