2023年5月27日定時総会後、全国の支部のみなさまと本部との集いがZoomで開催されました。その一部をご紹介します。
◇髙﨑会長あいさつ(要約)
Zoom開催のこと
2020年から4回連続でZoom開催になった。コロナ感染症は2類から5類になったが、会全体のICT化の定着と促進、財政面での大きな節約ということからZoom開催を決めた。 Zoomのメリットとして、遠方の支部の方々の気軽な参加、小さなグループでの懇談が即座にできること、慣れることで本部ICTチームへの依頼も気軽にしていただけるようになることがある。支部長連絡協議会もZoomにすれば年1回だけでなく何度も集える。また桜蔭塾もZoom参加が基本となっている企画もたくさんある。
HPをもっと身近に
HPを使いやすくし、会員専用ページをフルに活用して、支部の活動報告・支部会員募集、ご自分の活動の仲間の募集、展覧会や発表会のお知らせなどに気楽に使っていただけるようしたい。HPのさらなる充実と桜蔭会のICT化は相伴うものだと考えている。
120周年記念事業
120周年記念事業委員会が立ち上がり、作業を進めている。 100周年の記念誌を発行したのが2006年。年表には2004年までの出来事が記されていて、最後の2004年には母校のお茶の水女子大学が国立大学法人になったという大きな出来事があった。 その2004年からの20年間、桜蔭会は同窓会コモンズへの移転という大きな出来事を体験した。また東日本大震災やコロナ禍など厳しい試練が降りかかってきた。高齢化社会、ジェンダーギャップ、ガラスの天井、ICT化・デジタル化の大波も桜蔭会に無縁ではない。桜蔭会のあり方も変わってきていると感じる。 記念事業はそのような桜蔭会を記録し、これからのあり方を見定めようとするものである。 この事業は史料チームとエッセイチームに分かれて進めている。
史料チーム
史料チームは2004年からの年表をつくっている。元になる年表がしっかりしていると記録と記憶が結びついて年表が立体的になっていく。いくつもの災害やコロナ禍、国際交流留学生プラザへの移転といった試練や変化を経ても、社団法人としてしっかり歩いてきたという自信を改めて持つことができると思う。 プラザへの移転という大きな出来事については、それが桜蔭会側から見て、どんな始まりで、どんな経過だったのか、少し前の出来事なのに記憶が曖昧になっている部分がある。できるだけ関係の方々にインタビューして明らかにしていきたい。これは今桜蔭会本部にいるものの責任だと考えている。
エッセイチーム
エッセイチームもHPへの載せ方や募集の仕方について議論を重ねている。エッセイ原稿も続々集まっている。それを会員専用ページに載せているので是非ご覧ください。
記念エッセイ募集中!
この20年間に会員の皆様にもいろいろなことが起こったと思う。そうした貴重な記憶を後代に伝えたいと考え、記念エッセイを募集することにした。 みなさんが今思うこと、書きたいことを自由に書いていただきたい。 短歌や俳句をお作りになる方は、その作品の背景などを添えるようなエッセイをお送りいただきい。また長く続けていらした勉強会の成果や研究報告も是非伺いたい。
本日の連絡協議会が実りある時間になることを祈って、話を終わらせていただく。
◇HPの支部のページについて
・北海道支部や京都支部のように独自のHPを持っている支部と、千葉支部や長崎支部のように独自のHPは持っていないが桜蔭会のHPにコーナーを持っている支部がある。
また、外部の方にも開かれた支部講演会については桜蔭塾のHPにも掲載されている。
・投稿方法について
HPに情報を載せたい場合、お問い合わせフォームから申し込みいただくと、ICTチームから連絡が行く。原稿さえそろえば2~3日でHPに掲載できるので、気軽に投稿してほしい。 原稿はシンプルな方が良く、あまり凝らずに文章と写真を送っていただきたい。
◇役員交代について 新支部長から一言
2023年に支部長交代で就任された新支部長さんから、役員交代についてお話しいただきました。
☆A支部
講演会で講師をしたのがきっかけで支部の活動を知った。前支部長も大学の職員で、大学の職員達で支部の役員を務めているという経緯があるので、スムーズに役員交代し活動をしている。なかなか今の状況では皆さんが活動に参加するのは難しいのだが、活動していることを宣伝し、支部の活動が活発になるようにと考えている。
☆B支部
全会員を5個のブロックに分け2年おきに持ち回りしている。 現住所ではなく職場の近い人でグループを作っているが、現在では、職業も多岐にわたり、地域による人数のばらつきも生じており、ブロック制がうまく機能しなくなっている。 また、ブロックの中でもなかなか役員が決まらず苦労している。 5個のブロック制を見直し、2ブロック3年制にするか、ブロックを廃止し有志で役員の編成をするか、などのことを考えなければならない時期に来ている。
☆C支部
卒業年度ごと名簿順で2年ずつ回ってくるので、スムーズに交代は行われている。ただ、若い方があまり総会親睦会に参加されないので、どこかで止まってしまうかもしれない。先のことは考えていかなければならないと思っている。
◇支部間の協力について(本部より)
役員を引き受けてくださる方がなかなか見つからないとか、講演会を開催するのが困難だという話をよく聞く。そういうときに近くの支部と協力したり情報交換などをしたりしたい場合、本部に連絡いただけば、お近くの支部との取り次ぎをする。支部間で情報や悩みの共有をし、活動が活発になっていけば良いと考えている。
◇質疑応答
Q 会員の勧誘について、どのような時期にどのように行っているのか教えてほしい。
A まず合格された方に大学の合格書類とともに桜蔭会の入会案内をお送りする。 そこで手続きし会費を払った方はまだ桜蔭会員ではなく、お金も預かり会費という扱いになるが、大学を卒業したらその時点で桜蔭会会員になり、預かり会費も普通の会費になる。 次は卒業時になるが、桜蔭会では全卒業生に卒業記念品をお渡ししている。そのとき入会案内もお渡しし、会の活動に興味を持ってもらい会費納入を呼びかけている。
現在は会費を払ってない人には会報は送っていない。 会報を送らなかった人、つまり会費未納者には、機会を見て入会案内を送り、勧誘している。
その他支部講演会の手続きなど、支部長アンケートについての質疑応答も行われました。
全体会終了後、地区ごとにブレイクアウトルームに分かれ、少人数で懇談を行いました。
終始なごやかで、でも活発に話し合いがおこなわれ、支部と本部との確かな絆を感じたひと時でした。